休職12日目
時間はゆっくり流れていたはずなのに、
何も変わらないまま12日がたってしまったと思う。
もちろん、何も変わっていないことはなくて、
部屋に広がっていた汚れ物は洗濯できたし、
毎日お風呂に入っているし、
頭痛はほぼないくらいに軽快した。
それはわかっているけれど、
準備にもたもたしてしまう、
思っているとおりに効率的に作業できない現実に息苦しくなってしまう。
そっちに目を向けるんじゃない、と分かってはいるものの…
今日は内科の受診に行く。
内科は職場と同じ駅にあるためか、電車に乗っていたらヤミ落ちしてしまった。
自分は絶対に電車で座っているのに、それを感じているでもなく、見ているのでもない、
高熱の時のような現実でない感覚。
家にいるときはこうじゃなかったな…
動画や漫画に閉じこもっている時は自分の世界でいられた。だからずっと見てたのかもしれない。
この感覚は前にもあった。初めてクリニックにかかる前。私は不安なのかもしれない。
駅からは逆方向なので、歩いているうちに現実感が自分に戻ってきた。
先生と、慌ただしい診察なのに、話した後はスッキリとしていて、
今の自分に必要なことだと思った。
夫のそばにいるのは安心だし、一緒に散歩に行くことができる。
でも、夫は自分に対してどう思うのか?甘えていて情けない、人を支えるのは大変だ、夫が疲れているのは私のせいではないのか?と尽きない。
気を遣わない、でも業務上必要最低限のやり取りでもない、そんな関わり。